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ITエンジニアとして将来困らないために本当に必要な3つのこと

現場で仕事がうまく出来ずに苦しんでいるITエンジニアは少なくありません。特に若い人は勉強してきたことと実際の仕事のギャップに苦しむケースが多いようです。

今回は、システム開発3年の経験とSES営業5年の経験がある筆者が現場で必要なITエンジニアのスキルや知識について解説します。

ITエンジニアの仕事とは?

ITエンジニアは、大きく分けて3種類に分けられます。

システムエンジニア、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニアです。

テストエンジニアやサポートセンターといった仕事もありますが、今回はIT業界の代表的な3つのエンジニアについて話を進めます。

システムエンジニア(SE)は、お客様が希望するシステムを開発する仕事です。銀行や公共、物流などで利用する業務系や車や飛行機を制御する組込み系、ゲーム開発など種類は様々です。

工程としては、

  • 要件定義
  • 設計
  • 開発(実装、コーディング)
  • テスト
  • 納品

といった流れで作業を行います。新人のSEが要件定義や設計をすることはまずありません。はじめのうちは簡単な開発やテストの作業が多いでしょう。

設計を行わない開発やテストだけを行う担当者をSEではなくプログラマーと呼ぶこともありますが、SEとプログラマーの間に明確な区別はありません。現場や企業によっても区別の仕方は異なるようです。

サーバーエンジニアは、サーバーの構築や保守・運用という仕事を行います。OSやアプリをインストールすることもサーバーエンジニアの仕事です。システムを動かす基盤部分の仕事になりますので、トラブルが起こってサーバーがダウンした時には責任重大です。問題点を素早く特定し、いかに早く普及させるかがサーバーエンジニアの腕のみせどころです。

ネットワークエンジニアの仕事は文字通りネットワークのスペシャリストです。パソコン同士やサーバーとパソコンをつなぎ、システムがスムーズに動くのを支えます。

トラブルが起こり、システムが止まってしまった時が腕のみせどころです。原因を特定し、素早く復旧させるための知識と技術が求められます。

サーバーエンジニアとネットワークエンジニアを併せて「インフラエンジニア」と呼ぶこともあります。インフラエンジニアは物理的に回線や機器をつなぐ作業も行います。

ITエンジニアに求められるスキル

ITエンジニアというと、一人で黙々とパソコンの前で作業をしていると思われがちですが、そうではありません。打ち合わせも多く他のITエンジニアや場合によってはクライアントと接触する機会もあります。

私が現場で経験し、特に必要だと思うのは以下のスキルです。

  • コミュニケーション力
  • Excelの知識
  • 勉強し続ける姿勢

一つずつ解説していきます。

コミュニケーション能力がとにかく大事!

ITエンジニアの仕事はチームで行う作業が多いです。それぞれの担当者がどういう作業をしているのか、どういう問題点があるのか、進捗はどうなのか、ということはお互いに共有しておく必要があります。自分の作業の遅れが他の人の作業に影響することもありますので、進捗報告は特に大事です。

人と話すのが苦手で面接も大嫌い!という方も少なくないでしょう。しかし、仕事をする上で伝えるべき事は正しく伝え、自分の意見を述べなければならないシーンはたくさんあります。

話すことは「慣れ」と「訓練」である程度は上達します。どんなに素晴らしい技術を持っていても「しゃべれない」ということでマイナスの評価を受けてしまうのは、とてももったいないことです。

若いうちは分からないことも多いでしょう。分からないからといって一人でずっと考えたり、悩んだりするのは時間の無駄です。考えても答えが出ない場合は、すぐに上司に聞きましょう。自分から聞かないと周りの人もあなたがどこまで理解しているのか、どこが分からないのかは分かりません。

私も開発の仕事を始めたばかりの頃はチンプンカンプンでした。分からない事が多すぎて「何が分からないかが分からない」という状態でした。先輩に「何を聞いていいか分からない」ということを素直に伝えたのを覚えています。

分からないことは恥ずかしいことではありません。分からないのを放置しておく事が恥ずべきことなのです。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉は本当です。分からないことは早めにクリアにしておきましょう。

また、仕事での失敗やミスなど悪い報告は話しづらいものです。しかし、報告が遅くなればなるほど自分自身が辛くなり、事態も悪化していく可能性が高くなります。早めに報告すれば解決する手段もあるかもしれません。「悪いニュースほど早く報告する」ということを覚えておいてください。

メールやSNSで情報を共有する場合もあります。この際もレスポンスはできるだけ早く返すように心がけましょう。“自分がボールを持っている時間”をなるべく少なくする意識を持ちましょう。

頼まれた用事をすぐにできなくても「了解しました。○時くらいにはできます。」というように、まずはレスを返すこと。返さないと相手もメッセージを見たのかどうか分からずに不安になります。

こんなにあるの?Excelの機能

いまは学校でも学ぶので「Excelを使えない」という人は少ないかもしれません。しかし、Excelには様々な機能があります。関数だけでなくピボットテーブルやデータベース、マクロという機能を使ってプログラムを作ることも可能です。データの入力規則や条件付き書式なども大変便利でよく利用されています。

ITの現場では、仕様書や設計書をExcelで作っている現場が多いです。仕様書の作成を頼まれた時、Excelの使い方が分からないようでは苦労します。標準的な関数とVLOOKUP関数の使い方くらいは覚えておきましょう。

Googleスプレッドシートの登場で、ベンチャー企業ではスプレッドシートで仕様書や議事録を作成している会社も多くなりました。しかし、大きな企業の開発現場などでは依然としてExcelが利用されています。セキュリティの面からもスプレッドシートよりもExcelの方が安全だからです。

また、システム開発の現場では、データを抽出してアウトプットする先がExcelということも多いです。Excelに熟知しておけばプログラムを組まなくてもExcelの標準機能で実現できることもあります。そうすれば開発の工数を削減できることもできるわけです。

ITの世界ではセンスや技術も問われますが「知っている」というだけで解決できるケースも多々あります。今後もExcelの需要がなくなることはないと思います。早いうちからExcelの知見を深めておきましょう。

勉強し続ける姿勢

勉強し続ける姿勢はITに限った話ではありませんが、日進月歩で進化していくITの世界では特に必要です。1年、2年で新しい技術が次々と誕生していきます。iPhoneも毎年ヴァージョンアップされています。数年に1回はパソコンのOSもアップグレードされます。

これが何を意味するかわかるでしょうか?同じ技術に固執していたらITの世界では生き残っていけない、ということです。会社に入って数年が経ったときに「自分はもう1人前」とあぐらをかいてはいけません。入社してきたばかりの後輩の方が新しい技術について詳しかった、ということはしばしばあります。

新しい技術を学ぶために、時には恥を忍んで後輩から教えを請う、ということも必要でしょう。常にIT業界にアンテナを張り、新しい技術を学び続ける姿勢を忘れてはいけません。

まとめ

ITエンジニアに必要なことについて解説しました。

  • コミュニケーション力
  • Excelの知識
  • 勉強し続ける姿勢

特にコミュニケーション力は大事です。もちろん、自分が関わる分野の開発言語やツールに精通することは必要です。しかし、それ以前に社会人としてコミュニケーションが取れないためにプロジェクトに参加することができない若いITエンジニアを筆者は多く見てきました。

実力はあるから一緒に仕事をすればわかってもられるのに、土俵にすら立てないのでは本当にもったいないです。特にしゃべるのが上手くなる必要はありません。必要な情報を正しく伝えることを心がけてください。

今回紹介した内容は当たり前なことかもしれせんが、だからこそ意識してしっかりできるようにしておいてください。あなたの活躍を祈っています。

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