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ITエンジニア(SE)に「向いている人」・「向いてない人」の特徴を解説!

筆者はIT企業の採用担当としてエンジニア志望の学生さんたちをかなり多く見てきました。

SEに向いているのはやっぱりIT系の知識が豊富な人?パソコンに強い人!全く当たっていないわけではありませんが、実はITエンジニアへの適性はそれだけではありません。

過去に何人もの学生を面接で見てきた中で、実際に「入社した後に活躍しそうだな」逆に「ダメだろうな」という、SEに向いている・向いていないという学生の特性についてお話しします。

SEに向いている人とは?

▼SEは「好奇心・知識欲が旺盛な人」が向いている

とにかく好奇心が旺盛で、何でも知りたい!と常にわくわくしている人は、IT業界に限らずどこへ行っても案外うまくいってしまう人かもしれません。

でも、やはり分からないことはどんどん調べて知識を自分の中に取り込みたいという好奇心や知識欲が旺盛な人は、IT業界にこそ向いていると思います。

IT業界で仕事をすると、常に知らないことにぶち当たります。未知や未解決を解決に導くことがSEの日常の仕事なのです。

例えば、新しい技術を導入した最新サーバーが会社に入ったとします。この時、きちんと知識や技術が社内にまとまっていて1から10まで指導してくれなければ仕事はできませんという、いつも受け身な人では、ITエンジニア(SE)の仕事は到底務まらないでしょう。新しい技術への興味関心をもち、自学自習し自ら業務へと昇華出来る人がSEには求められています。

またITエンジニア(SE)は、突然システム障害が起きれば、何が起きているのか何が原因なのか、どこを直せばよいのかをその場ですぐに調べなければなりません。システム障害というのは、会社のサービス運用、顧客からの信頼に関わる問題ですので、些細なものでも早急に対応する必要があるからです。

障害の解決策がなかな見つからずに紛糾したとき、突破口を見出すことができるのは実は日頃からアンテナをいつも張り巡らせていて、知識の引き出しが多い人です。そんな人こそが、IT業界のエンジニアとして重宝されるでしょう。

▼SEは「課題を解決するアイデアを考えられる人」が向いている

どんな仕事でも、困難は存在します。そして、いつも人手が足りている、問題が解決できるようにマニュアルが整備されているなどという恵まれた職場などありません。

特に、IT系の仕事では、突発的なトラブルなど日常茶飯事です。毎日のように起きるトラブルに対し、少ない人員と短い日数でどうやって対処するのかと、試行錯誤や工夫を重ねて困難を乗り越えられる人が、IT業界に求められている人材です。

妥協策ではなく、常に最善策を実現するためのアイデア考えていると、新しいプログラムの組み方や仕事の進め方などを求められた際に活躍できるエンジニアとなれるでしょう。IT業界は常に進化を続けている業界です。課題を解決するための新しいアイデアを考え続けられる人が、これからのIT企業では求められています。

▼SEは「根気と体力がある人」が向いている

IT業界ではいつどこでどんなトラブルが起きるかは予測不可能ということは、すでにお話ししました。

「サーバーがダウンした!」「原因不明の誤作動が起きた!」などという事態になれが、いつどんな時であっても駆けつけて何とかしなければなりません。また、スケジュール通りに開発作業が進まず、急にヘルプに駆り出されて明日までにこのプログラムを完成させなければならないなどという緊急事態も起こりえます。

そんな時に、「何とか間に合わせよう」という気持ちを持てる人は、IT業界に向いています。「そんなの無理……」と落ち込んでしまう人は、もう少し日々の変化が少ない業界のほうが向いているかもしれません。

また、体力があるということも重要なポイントです。IT企業のエンジニアは、急に徹夜続きの激務になるなどということもあるからです。デスクワーク中心ですが、メンタルだけではなく意外とフィジカルの強さも求められる仕事なのです。

▼SEは「勉強以外も頑張ってきた人」が向いている

前述してきたSEの素養を備えた人は、「勉強以外のことも頑張ってきた人」が多いです。

もちろん、学生時代にしっかり勉強してきた人はSEになった後も優秀で、仕事で大変活躍してくれる人が多いです。しかし、エンジニアである以前に就活後は「社会人」になるため、企業は就活生の社会性もチェックしています。自身の強みが勉強「だけ」で、人と協力し合って良いものを作り上げることに関心がないと、結果的にチーム全体の生産性を高めるエンジニア(SE)になるのは難しいように思います。

勉強も頑張ったが、アルバイトや部活などプライベートも頑張ったという人の方が、「基本的な生きていく力」のようなものが強いと思うのです。人との関わりが多いと、コミュニケーション能力も磨かれています。それが、仕事の効率を向上させる力にもつながるということもあるのです。

SEに向いていない人

▼SEは「一点集中型で思い込みが激しい人」は向いていない

一点集中型でわき目も振らずに集中して仕事ができる人というのは、一見するとSEに向いているようにも思えます。しかし、実はそうでもないのです。

確かに膨大な設計書を作り上げる作業などは、集中して取り組まないといけない仕事ですから、ある程度の集中力は必要です。

ところが、仕事の方向性の認識がチーム内で合っていれば良いのですが、わき目も振らず突っ走る人はたいてい「こう」と決めたら人の意見を聞かずに突っ走ってしまいます。人の意見も聞かずに突っ走ってしまうと、その仕事は全て無駄になってしまうのです。

また、システムトラブルが起こった際に原因を特定するのは意外と困難で、あらゆる可能性を考慮してエラーメッセージやシステムの挙動を調べないと原因はわかりません。それなのに、「この不具合が原因に違いない!」などという思い込みで突っ走ってしまうと、結局、原因解明に時間がかかってしまいます。

仕事に集中できるのは良いことですが、思い込みが激しく周りの意見を聞けないくらいまで集中してしまう人は、実はITエンジニア(SE)には向いていないのです。

▼SEは「几帳面すぎる人」は向いてない

几帳面な人は細かい作業に向いていると思われがちです。

確かに、あまりに適当でおおざっぱすぎると、バグばかりのプログラムが出来上がってしまいます。

しかし、几帳面すぎるというのも考えものです。SEの仕事には、間違いなく正確に進めなければいけない仕事と、とりあえずざっくり全体像をつかみつつ、どんどん先に進めなければいけない仕事があります。

几帳面すぎると、「この問題が解決できなければ先に進めません」などということになり、仕事が片付きません。

SEの仕事は、何から何まで理解してから進められるものではありません。その都度調べながら、解決が難しい問題も懸案として抱えつつ、先に進めなければならない時もあります。几帳面すぎて先に進めないようでは、良いSEとは言えないのです。

▼SEは「生真面目すぎて思い詰めやすい人」は向いていない

真面目なのは良いことです。しかし、生真面目すぎて思い詰めやすい人はSEになると辛いかもしれません。

SEは激務が多くバグやシステムトラブルなどの突発的な問題も起こりやすいことから、ストレスフルな仕事です。そのため「問題が起きたらどうしよう」と思い詰めすぎる性質の人にはおすすめできません。

ストレスを受けやすいのは、仕事で問題が起きた時ばかりではありません。例えば、与えられたモジュールの組み方が知らないやり方だったということが必ず出てきます。そんな時に、「周りの先輩は忙しそうで迷惑はかけられない…」と一人で思い詰める人は、結果的に仕事が止まってしまうことが多いです。

「調べてもわかりません。どうしたらよいでしょう」と素直に人に頼れるような、ある意味「図々しさ」を持っていなければ、エンジニアとして進歩して行くことは難しいでしょう。

▼SEは「受け身の人」は向いてない

常に受け身の人は、どんな仕事をしていても上手くいきません。特に、SEの職場は前述した通り自身の知識外のこともどんどん人に聞いたり自分から調べたりしなければいけないところです。

知らないことだからと誰かが教えてくれるまで待っている、そんな受け身の人はSEとして成長するのは難しいでしょう。会社は学校ではありません。エンジニアが技術・専門職であるといっても、企業側は就活生に対し「自発的に学び成長してくれる姿勢」を期待しています。

まとめ

今回ご紹介した「SEに向いている人」の中に「IT知識が豊富な理系」「パソコンに強い」などという条件は一つも出しませんでした。そのような知識的なことは、後付けすることが可能だからです。どちらかというと、好奇心の強さや工夫できるアイデアを持っている人が、SEに向いていると思います。

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