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合同説明会を最大限に活用する方法

就活の合同説明会徹底攻略法

合同説明会とは?本当に行く必要はないのか

はじめまして。現在大学4年生で、IT企業から内定をもらっている者です。皆さんの中には、これから就活を始めるにあたり、合同説明会に行こうか迷っている方も多いのではないでしょうか。

合同説明会とは、多くの企業が1つの会場に集まり、合同で自社の説明を行うイベントのことです。マイナビ、リクナビやレクミーなどの企業が主催する大規模なものから、エンカレッジなどの学生団体が主催する小規模なものまで、様々な説明会が開かれています。

毎年、就活を始めたてでとりあえず合同説明会に行ってみたものの、何をすればいいかよくわからずあまり役に立たなかったという人が多いようです。就活生の間では、合同説明会は行く必要がないと言われることもよくあります。

私自身、初めて合同説明会に行ったときには、就活生の多さに圧倒され何をしていいかよくわからないまま、とりあえず人の多くいるブースに行って話を聞く程度のことしかできませんでした。しかし、合同説明会は就活を始めたての学生にとって、業界の情報・企業の理念や業務内容・企業のインターン情報がまとめて聞ける、非常にオトクな場所です。しっかりと活用すれば、いい就活のスタートを切れることでしょう。今回は、私が何回か合同説明会に行く中で習得した、合同説明会を最大限活用する方法を説明したいと思います。
就活合同説明会

合同説明会に行くときは、目的意識を持って事前に準備しよう

合同説明会に行く目的は、大きく分けて2つあります。1つは、「志望企業の理念や業務内容に関して、大枠をつかむこと」。もう1つは、「今まで知らなかったが興味のある企業を発掘すること」です。志望企業がある程度決まっている人は前者が主な目的となり、まだ志望企業があまり決まっていない人は後者が主な目的となります。

志望企業がある程度決まっている場合

まずは合同説明会に出ている企業の中に自分の志望している企業があるかどうかを確認しましょう。合同説明会に参加する企業は、合同説明会のホームページを見れば載っています。自分の志望している企業が全く出ていない場合は、別の合同説明会に参加したほうがいいでしょう。

志望企業が参加していた場合、それらの企業が会場のどの位置にブースを出すのかを、ホームページ上に事前にアップされるブースの配置図でチェックしておきましょう。自分が説明を聞きたいと思っているような有名企業は、他の多くの人も聞きたいと思っており、ブースに人があふれてまともに説明を聞けない場合が多いです。説明を聞きたい企業を明確にして、ブースの場所を記憶しておけば、当日の動き方が明確になり、きちんとブースの席を確保して、落ち着いて説明を聞けるようになります。

時間配分に関しても、あらかじめ予想しておきましょう。1つの企業の説明を聞くのには、大体10~15分ほどかかるので、志望企業の説明を聞くだけでどの程度時間がかかるかがわかるはずです。思った以上に時間がかかり、時間内に説明を聞けないという事態は避けましょう。余談ですが、説明会によっては、退出時に20分ほどかかるアンケートを書かされる場合があります(こういう面倒臭さが、合同説明会が毛嫌いされる一因でもあります)。時間配分を誤って、次の予定に遅れないようにしましょう。

志望企業が決まっていない場合は、業界を幅広く見よう

次に、志望企業があまり決まっていない場合ですが、このような場合は、まずは自分の興味のある業界を見つけるため、業界を絞らずに多くの企業の説明を聞くのがいいでしょう。志望企業が決まっている人も、必ず志望企業とは異なる業界の企業の説明を聞く時間を設けましょう。

合同説明会に行くと、説明を聞いている就活生が多い有名企業のブースに行きがちになります。しかし、幅広い業界の話を聞き、自分が興味のあると思った業界と興味がないと思った業界にはどのような違いがあるのかを考えることで、就活の軸がより明確になります。

面接の際にも、なぜこの業界を選んだのかという質問に対して、他の業界と比較しながら答えることで、より明確な答えができるようになるはずです。なぜこの業界を選んだのかだけでなく、なぜ他の業界を選ばなかったのかも答えることによって、より説得力の増した回答をできるようになります。

また、あまり説明を聞いている人がいない企業のブースに行くと、人事も様々な質問に親身に答えてくれるので、業界研究が進みやすいというメリットもあります。合同説明会は多くの業界にいる企業の説明を聞ける絶好の機会です。「自分はこの業界しか受けない」と決めつけてしまわず、多くの業界について知ることにより、就活を有利に進めることができます。

とりあえず多くの企業のパンフレットだけもらって、説明を聞かずにわかった気になって合同説明会から帰る人がよくいますが、これはなんの意味もないのでやめましょう。パンフレットだけもらってきても、結局読むのが面倒になって、家の棚の中にしまわれるだけで終わってしまいます。しっかりと企業の説明を聞いて始めて、合同説明会に来た意味が出てきます。

勇気を持って、人事に話しかけてみよう

企業のブースで説明を聞いた後は、説明をしていた人事に、説明の中で疑問に思ったことを聞いてみましょう。企業の説明の後、人事は次の説明をするまでに少しの間時間があるので、質問に対して基本的に快く答えてくれるはずです。

ここでの質問は、働いている人の生の意見が聞ける数少ない機会になります。面接のときでも、社員の方から聞いたエピソードとして活用することができ、大変貴重なので、この機会を逃さないようにしましょう。

実際私の友人の中にも、説明を聞いた後に人事に質問したところ、その人事の仕事観に共感してインターンを受けて合格し、自分に合った企業を見つけた人もいます。合同説明会に行く前からどのような質問をするかを考えておいてもいいでしょう。

いざ質問しようと思っても、「こんな簡単なこと説明していいのだろうか、、、」と思って結局何も聞けないまま終わってしまう人もいるかもしれません。しかし、合同説明会に来ている人たちは、多くがあなたと同じく就活を始めたばかりで、同じことを疑問に思っている可能性が高いです。疑問に思ったことはためらわずに質問してみましょう。質問をしていく中で、よりよい質問ができるようになっていきます。

合同説明会はあくまできっかけにすぎない

合同説明会の活用方法を話してきましたが、合同説明会はあくまでも業界研究や面接対策をするためのきっかけにすぎません。合同説明会で聞ける内容は、あくまで企業の理念や業務内容の大枠について説明したものなので、その説明を元に自分で企業のホームページなどを見て、より深く志望企業について理解する必要があります。

説明会を受ける前はよくわからなかった企業のホームページも、説明会を受けた後で読んでみると、理解できるようになっているはずです。ぜひ合同説明会を活かして、いい就活のスタートを切ってください。

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