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【IT人材の需要が急増】今後の業界の動向と将来性を徹底解説!

「日本はIT人材が不足している」ということをネットやニュースで耳にしたことがあるのではないでしょうか?

確かに、現代は急速な情報技術の発展により、それに対応できる人材の育成が間に合っていないのが現状です。

この記事では、今後のIT業界の動向と将来性をお伝えします。これからIT業界で働きたい、関心がある方は参考になれば幸いです。

日本はIT人材不足

日本のIT人材の不足は深刻で、よく業界で耳にするのが「2020年問題」です。
2020年問題とは、IT人材が2020年に約30万人以上不足していると予想される問題を指します。

2030年には80万人程の人手不足が予想されているため、IT業界の人材不足は、もはや慢性化しつつあります。

、IT人材は、大きく分けると4つの分野に分類が可能です。
【WEB・情報処理・ソフトウェア・ハードウェア】

この4つのどこの分野で人材が不足しているのか明確にすることが、IT人材不足解決の糸口になるのです。

人手不足の原因とは?

では、IT人材不足の原因はなんなのでしょうか?
原因は4つ考えられます。
1.急速な業界成長
2.スキル習得に時間がかかる
3.少子高齢化による担い手不足
4.IT業界での働き方への対応不足
詳しく解説いたします。

1.急速な業界成長
先程お伝えしたように、IT業界には様々な分野が存在します。

一般的には、ここ10年間という期間であればどれか1つの分野が衰退してもおかしくはありません。
しかし、IT業界に限っては例外でした。ここ10年の急激な情報技術の発展、ITを活用したサービスの登場により、どの分野も衰退することなく、急速に成長しているのです。

主に、IoTを活用した生活環境の進化や、業務効率化を図れるAIの主に、IoTを活用した生活環境の進化や、業務効率化を図れるAIの成長が著しい。

皆さんも実感されているでしょう。ここ10年でスマホが普及し、電子決済やアプリでの通話・メッセージのやり取り、情報収集の簡略化が可能になりました。

これだけ生活レベルまでIT技術が進出してきているのですから、それに対応できる人材も当然必要ですよね。

ただ、あまりにも成長スピードが速いため、需要がどんどん大きくなるのに対してその需要に対応できる人材数が圧倒的に足りていないのが現状です。

2.スキルの習得に時間がかかる
実際に職場で働くだけのプログラミングスキルを習得するとなると、約2年以上はかかります。

他の職業の資格であれば、2年も必要はありませんよね。
例えば、今人気の食育の資格だと、早ければ半年で習得可能です。

一線で活躍するのに長期間の勉強期間が必要なエンジニアは、敬遠される傾向にあるようですね。

3.少子高齢化による担い手不足
少子高齢化でこれから若者はどんどん減っていきます。
それに反して、IT業界の人材高齢化は加速し、担い手不足が深刻化します。

これから日本を背負う人がいなければ、IT業界だけでなく、日本の産業を支える人材が不足して当然。

日本の社会問題が、産業発展の妨げになっている状態です。

4.IT業界での働き方への対応不足
基本的にエンジニアやプログラマは、会社に属して会社で働きます。
ですが、本当にそれが必要なのかは疑問が残ります。

現在はネットを通して会話が可能ですし、パソコン一台あれば、どこでも仕事が可能。
にも関わらず、未だに日本の企業は正社員として人材を確保することに執着しています。

大手企業では、「業務委託」や「在宅ワーク」「リフレックスタイム」を導入し、人材不足や人材確保に対応していますが、まだまだ小さい企業には浸透していません。

また、IT人材を求める企業が都心部に集中していることも問題の1つ。
地方で働きたいという若者が多い中、正社員として東京で働きたいと考える人材は、果たしてどのくらいいるのでしょうか。

以上4つの要因が、IT人材不足を誘発する原因となっています。
では、この原因を解消する対策法にはどのようなものがあるのでしょうか?

人手不足解消の対策法は?

上記でお伝えしたIT人材不足の原因を解消する方法は4つあります。

1.今のIT人材を活用する
対策法の1つのとして、今実際に働いているIT人材を活用するのは有効的で手段です。
例えば、学生に向けたIT業界の実態を伝えるセミナー。
お伝えしたように、今の学生はエンジニア職・プログラマ職にマイナスのイメージを持っています。
これを解消することができれば、学生からの流入が期待できます。
実際働いている人から聞ける情報ほど参考になるものはありませんよね。
そうすることで、学生がIT業界の魅力を知ることができるため、IT人材の育成に繋がりやすくなります。

2.政府もIT人材育成に力を入れている
政府の協力が必須です。
産学官が連携し、IT人材の育成・獲得に乗り出さなくては、一向にIT人材不足を解消できないでしょう。
セミナーを開催するにしても、企業だけではどうすることもできません。
政府と教育機関、企業、他団体が協力することで、初めて解決の一歩を踏み出せるのです。
政府がIT人材育成に乗り出した例として有名なのが、「小学校のプログラミング教育の義務化」です。
一見表面上は良さそうな対策ですが、中身はまだまだ改善する必要があるようです。
ただプログラミングの知識を付けるだけではなく、手を動かし、自分で考えることを幼い時期から身に着けることで、将来活躍できる人材になれます。

3.プログラミングスクールの開設
学生が気軽にプログラミングを学べる場所も、近年は増えてきています。
IT企業が運営しているスクールもあり、就職・転職活動の支援も充実しています。
1年足らずで実際に職場で働けるスキルを身に着けることも可能。
無料体験会も実施しており、興味がある方は参加してみることをオススメします。
基本的に都心部にスクールが集中していますが、オンラインでの受講も可能ですので、IT人材育成の地域格差は生まれません。

4.学生がITに関する知識を習得する
現在は、義務教育の課程で、プログラミングが導入される流れもありますし、上記でお伝えしたように、プログラミングスクールも増えてます。
ですので、学生の内からITに関するスキルを身につける人材が増えると、IT業界の人材不足も解消されますし、需要が高い人材になれるでしょう。

問題が解消された日本の未来予想

これらの問題が解決した日本の未来はどのような世界になっているのでしょうか。
未来のことなのであくまで予想ですが、以下の3つの未来が待っていると予想されます。

1.生産性が向上
現在の日本はIT技術の発展により、生産ラインの効率化が進んでいます。

AIやIoTの導入により、人が動かなくてもモノを生産できるようになりましたし、生産ラインの問題点を見つけることが可能になりました。

今後さらにIT技術が進歩し、その担い手が増えれば、都心部だけでなく地方の産業(2次産業だけでなく、第1次産業、第3次産業も)の発展も期待できます。
都心部ばかりに目が行きがちですが、今の日本を支えているのは大手企業ではありません。
大手企業が真似できないニッチの技術を持った、地方の中小企業です。

IT革命が地方にも進出すれば、日本の生産性が向上すること間違いなし。先の見えない日本の未来にも、明るい兆しが見えてきそうですね。

2.生活が劇的に進化
既に実感している人も多いでしょう。
IoTが生活環境にも進出したことにより、私たちの生活は劇的に便利になりました。
例えば、声1つで家電を動かせたり、鍵を持たなくてもスマホで施錠ができるようになりましたよね。
また、テレビの野球中継を見ながら、各選手のデータがARで目の前に表示される技術も実用化されようとしています。

10年前には考えられなかった楽しみやワクワクを、今のIT技術は感じさせてくれています。

今後人材が確保できれば、より発展が進むでしょう。
そうすれば、何気ない日常にアミューズメント要素が加わり、生活がより楽しくなりますね。

3.世界から注目されるIT大国へ
VRやARといった新たな技術の発展は、世界各国で進められています。

実は、日本はVR・AR技術において世界から後れをとっています。

市場の大きさを比較すると、アメリカがトップ。次に日本を除くアジア諸国が2位となっています。アジア諸国の中では中国が圧倒的です。

日本も成長はしているのですが、技術の担い手の企業が少なく、他の国に比べるとまだまだ遅れています。

この遅れを挽回するためには、VR・AR技術をビジネスとして利用する必要があります。

ゲーム大国の日本ならば、ゲーム業界とタッグを組み、技術に特化したゲームやアミューズメントを作り上げることで、今後の成長が見込めそうです。
そのためには、やはり人材の確保と育成が急務。日本の市場拡大は、IT人材にかかっています。

IT業界が世界で発展している要因

日本のIT業界のことばかりをお伝えしてきましたが、世界各国では日本よりもIT業界は発展しています。
その要因は1つ「生活環境のIT化が人間に快楽を与えるから」です。

世界の全企業の時価総額ランキングでは、上位を占める企業のほとんどがIT企業です。

AppleやGoogle、Amazonなど、今や私たちの生活に欠かせない企業ばかりですね。

パソコンやスマホが必須の時代になりましたし、家にいるだけで商品が届くという快適さが当たり前になってしまいました。

全ての生活環境にITを導入することが、人間に快楽を与えるため、多くの企業がITを用いて、便利さ・楽しさを提供しようとしているのです。

ニーズに適応したサービスを提供するのは、企業として当然の動きです。

IT業界は将来性に溢れている

IT業界の現状をお伝えしたところで、ここからはより深くご説明します。
結論を先に言うと、IT業界は今後将来性に満ち溢れています。

今までお伝えしてきたように、情報技術は広く必要とされており、それは今後も変わりません。生活環境に浸透し、便利さを提供するITは今後も成長を続けるでしょう。
ニーズがあるところには、大きな市場とお金が生まれます。エンジニアの将来性も保証されているでしょう。

その点も含めて、お金事情や発展が見込まれる分野をご紹介します。

IT業界の働き方と給与事情

冒頭でお伝えしたように、IT業界での働き方は【WEB・情報処理・ソフトウェア・ハードウェア】の4つに分類されます。

それぞれの業界での働き方ついてご説明します。

・WEB業界での働き方
IT業界というイメージがないかもしれませんが、「WEBデザイナー」として働く人も立派なIT人材です。
WEBデザイナーとは、プログラミング言語でWEB制作を行う人を指します。
具体的には、サイトの構成とデザインを考え、そのデザインを反映するためにコーディング(プログラミング言語で形作る)をします。
特に資格は必要ありませんが、スクールに通って知識を付けるのが近道。
デザインに興味がある人にはオススメですね。
給料面は平均で350万円程ですが、今後のWEBデザイン業界の可能性を考えると、まだまだ伸びてきそうですね。

WEBデザイナーについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
Webデザイナーとは?仕事内容・やりがい・給料

・情報処理サービス業界での働き方
こちらはエンジニアというよりは、ITに詳しい人が就く業界です。

職種としては、IT技術を用いて企業の問題を解決する「コンサルタント」が一般的です。
基本的にITに関する知識が必須のため、技術者からの転身がオススメ。

年収は業界のなかでもトップクラスで、30代でも平均600万円以上。
人気の職業ですが、高いスキルと知識量が必要です。

ITコンサルタントについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。
【ITコンサル大研究】年収は?モテる?現役ITコンサルタントに徹底取材

・ソフトウェア業界での働き方
多くの人がイメージするIT人材はこの業界に属している人たちです。

主に「プログラマ」や「システムエンジニア」が活躍している業界です。

プログラマはWEBデザイナーのように、プログラム言語を用いてWEB制作やアプリ制作が仕事内容。スクールに通ってプログラム言語を習得するのが王道です。

給料面はスキルに応じて変わるため一概には言えないのですが、約400万円~550万円が平均的な数字。多い人は800万円以上貰っています。

システムエンジニアは、クライアントからWEB設計の概要を聞き、それを大まかな形にするまでが仕事です。
クライアントとのコミュニケーションが必要な仕事ですね。
もちろんエンジニアとしてのスキルも求められるため、活動範囲が幅広いのが特徴。
年収は500万円台が相場です。

ソフトウェア業界についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
国内外のソフトウェア業界の現状と未来

・ハードウェア業界での働き方
ソフトウェアは大枠を作る仕事ですが、ハードウェアはその中身を開発する業界です。

中身を組み込むエンジニアは、IT業界の中で最も豊富な知識を必要としています。
主に活躍しているのは「エンベデッドエンジニア」と呼ばれる職種です。

実際に商品として世に出すため、責任感が大きい分、やりがいを感じられる仕事ですね。

こちらも年収の幅が広く400万円~800万円とスキルに応じて異なります。

エンベデッドエンジニアについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
エンベデッドエンジニアとは?仕事内容・やりがい・給料

以上が、IT業界での主な働き方と給料事情です。
年収が低い職種もありますが、今後の将来性はどうなのでしょうか。
以下でご説明します。

需要が見込まれる分野

IT業界の中でも今後さらに需要が見込まれる業界があります。
それは「WEB業界」と「AI業界」です。

WEB業界の需要がある理由として、単純に仕事が多くあるから。
現在でも、IT人材不足のためWEB案件の仕事が山積みです。
今後はWEBページの制作が、企業としても個人としても多くなってくる見込みがあります。
これからIT人材になりたいと考えている方は、プログラミングの勉強をスクール等で行うのがオススメ。
1年間勉強すれば、ある程度プログラムを書くことができますので、クラウドソーシングで案件を受注し、月に30万円稼ぐことも可能です。
時間がある大学生は特に勉強しておくべき分野ですね。

また、AI業界も今後急速な発展が期待できます。
「え、AIって私たちの仕事を奪う側じゃないの?」
このような疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、AIは低コストで単純な作業を代替してくれるので、人間の仕事を奪うと危惧されています。
しかし、逆に考えれば、AIを利用する側になれば、仕事を安定して取れますよね。
ニーズがある分、高収入も望めます。中には年収1,000万円台の人も。
AIエンジニアの具体的な仕事内容は、人間と同じような知能をコンピュータで再現すること。
勉強方法は、AIに特化した大学やスクールに通うのがよいでしょう。

衰退が見込まれる分野はあるのか?

冒頭でお伝えしたように、IT業界は全体的に発展が見込まれていますが、プログラミング分野においては、AIに代替される可能性が高いです。
デザインのような「新しいもの」を考えることは難しいですが、AIはプログラミングのような単純な作業を得意としています。
ただ、代替されるのはまだ先になりそうですしAIは
仕事がなくて困るという状況は、当分来ないと予想されています。

まとめ:IT業界は高収入&働き手が多くある成長業界

IT業界には多様な働き方があり、どの分野でも今後の発展が見込めます。

しかし現状はそれに見合う人材が不足しています。
そのため、IT人材の需要はどんどん大きくなります。

それに応じて、個人の収入も高まると予想されるでしょう。
また他業界と連携することで、今よりもさらに広範囲でITが導入されるため、生活に密着したやりがいのある仕事ができるでしょう。

今はまだ労働環境の整備が完璧に整っているとは言い難い状態ではありますが、徐々に他の業界に比べて多様な働き方が認められていますし、身につけたスキルは枯渇しません。
大学生の方は、時間がある今のうちに、プログラミングスクールに通うかインターンを利用して、ITスキルを身に着けておくと良いでしょう。

その後、身につけたスキルを使ってIT業界で活躍して、今後の未来を支えるIT人材になっていくことをおすすめします。

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