この記事のポイント
- 日本のエンジニア平均年収はdoda調べで約462万円(SE・プログラマは約425万円)で、アメリカの約1,000〜1,500万円と大きな差がある
- 差が生まれる主な理由は「エンジニアを評価できる上司がいない」「ITをコスト削減のツールと捉える文化」の2点だ
- 近年は日本でもAI・DX人材への需要拡大を背景にエンジニアの年収水準が上昇傾向にある
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エンジニアを志望していると、日本より海外(特にアメリカ)のほうが給与が高いという話はよく聞くと思います。
今回はその話が本当かどうか紹介していきたいと思います。また、その差が生まれる理由はどんなところにあるのかといったことにも触れていきます。
アメリカと日本におけるエンジニアの給与を比較してみた
さっそくアメリカと日本におけるエンジニアの給与を比較してみたいと思いますが、調査範囲が狭いとデータの信頼性がないので、いくつかのデータを用いてエンジニアの給与を調査してみました。
日本の調査は転職サービスのdodaの平均年収ランキング(2024年版)、アメリカの調査にはGlassdoorや米国労働統計局(BLS)のデータを参照しています。
では早速給与を比較してみます。
日本
dodaの平均年収ランキング(2024年版)によると、ITエンジニア全体の平均年収は462万円という結果でした。全職種の平均年収が426万円であることから、エンジニアは平均よりやや高い水準にあることがわかります。
職種別にみると、SE・プログラマは425万円、ネットワークエンジニアは約464万円という水準です(出典:doda 平均年収ランキング2024年版)。企業規模が大きいほど給料が高くなる傾向は変わらず、大手SIerや外資系企業では600〜800万円台も珍しくありません。
また、エンジニアは年収に男女差があまりない職業とされており、他職種と比較すると女性も働きやすい業界といえるでしょう。
アメリカ
米国労働統計局(BLS)の2024年データによると、アメリカの全職種平均年収は約67,920ドル(約1,000万円・1ドル=約150円換算)です。IT・エンジニア職種に絞ると、平均年収は10万ドル(約1,500万円)を超えることが一般的とされており(出典:KOTORA JOURNAL調べ)、シリコンバレーのトップ企業では初任給でも15万ドル(約2,200万円)に達するケースもあります。
Glassdoorや各種調査でも同様の傾向が確認されており、日本と比べてエンジニアの給与が大幅に高いことは明らかです。一体この給料の違いは何なのか、次はそのことについて触れていきます。
なぜこんなに差があるのか?

給料にこんなにも差がある理由は簡単です。アメリカと比べ、日本ではエンジニアの評価が低いからです。ではなぜこんなにもエンジニアの評価が低いのでしょうか?理由としては2つあります。
- エンジニアを評価できる人が上にいない
- 企業にとってITはコスト削減のためのものだった
エンジニアを評価できる人がいない
プログラミングは単純労働のように思われがちですが、実はソフトウェアの開発には単純なプロセスは少なくて、実際に開発することで様々な発見があり、それを企画側にフィードバックしながら開発する企画と開発プロセスが一緒になっています。
このことを理解していない上司や上層部が会社にいっぱいいて、エンジニアを単純労働者として認識してしまうために、エンジニアを正しく評価できていないのです。
対して、アメリカでは昔からマイクロソフトのビル・ゲイツがエンジニアから社長にまで成り上がったストーリーがあるなど、エンジニアを単純労働者として認識するのではなく、サービスやプロダクトを生み出す人として認識されていたために、エンジニアは評価の高い職業となっています。
ITはコスト削減のため
すでに書いてしまいましたが、アメリカではプログラミング、大きくいうとITはサービスを生み出すツールだと昔から考えられていました。それに対し日本ではシステムインテグレーターが今でもIT業界の大きな位置を占めていることから、ソフトウェアは外注して安く作る、つまりITはコスト削減のためのツールだという考えがあります。
コスト削減という考えだと、やはりサービスのクオリティがどうだという議論よりもいかにそれを安く作れるかといったところがメインの議論になってしまいます。すると、実際にソフトを作るエンジニアもいかに安く働かせるかという思考になってしまうのです。
近年では、生成AIやDXの波を受けてIT=サービス・プロダクトを作るツールという認識が広がり、エンジニアへの需要と年収水準も上昇傾向にあります。doda調べでは2024年度のIT・通信業界の平均決定年収が前年比17万円増の486万円となるなど、日本でのエンジニアの評価が上がり始める兆しが出てきています。
まとめ
今回、アメリカと日本でのエンジニアの給与を比較してきました。まだまだアメリカの方がエンジニアの給与は高く、社会的地位も高いことがわかったと思います。
この記事を読んでアメリカでエンジニアとして働くことに興味を持った方はまずはアメリカでインターンシップを行うことから考えてみてはいかがでしょうか。
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編集後記
就活生の皆さんには、スキルを磨きながら自分の市場価値を高めていく意識を持ってほしいと思います。
編集者
エンジニア就活
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